離婚の理由と原因 | 夫のDV。 |
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子どもの有無 | 2人 |
アドバイス | 離婚を認めない夫とは離婚調停で話し合いましょう。 |
私が離婚を決めたのは30代の時でした。家族構成は40代の夫、小学生と保育園の子供の4人暮らしで、夫は塗装関係の仕事、私はフルパートで働いていました。
共働きでも年収は合わせて300万円前後で夫の車の借金もありました。
家族を養う気持ちがない
夫の仕事は天気が関係するので仕方が無い所もありますが、仕事が無い日が続いてもまったくあせらず、家事をしてくれるわけでも無く、朝起きて子供達の準備に追われている姿を見ても、茶の間でゴロゴロ。
私が家に帰ると夕食を催促され、作れば「これしかないのか?馬鹿にしているのか?」と言われる事もありました。収入が少なくても、関係なく外へ飲みに行ったり、ゴルフに行ったり、自分のペースは崩さず、お金が足りない時は私に内緒でクレジット会社から借金もしていました。
お金が無い事を夫に相談しても「俺のせいにするな!お前の収入が少ないからだろう!!」と言われてしまいストレスがかなり蓄積されましたが、それでも子供は可愛がるので、私が我慢すればと思っていました。
暫く我慢の生活続いたのですが、夫が子供の発表会に行く為に休みを取ったのに前夜飲みに行ってしまい、泥酔で朝方帰宅ということがありました。
「調子が悪いから、発表会は行けない」と発表会は不参加。そしてこれ以降は運動会やその他の行事に参加しなくなりました。
そして私の何かがプチっと切れ、もういいだろうと離婚を決意しました。
話が通じない
離婚で一番困ったのは、離婚自体しないと言う夫の態度でした。まったく離婚の話が進みませんでした。
「離婚して下さい」と土下座もしましたが「どうかしている。病気だ。」と病気扱いされ、たまに飲みに行って帰ると子供達の前で怒鳴られ、時には物が飛んで来ました。
そして「浮気もしてない、金も入れてないわけじゃない、直接暴力も振るっていない。離婚出来るわけがないだろ!」と言われてしまい、私もそうなのかな思い落込みました。
会社の同僚に相談した所「それはDVだよ」と言われ、女性センターの無料相談を紹介されました。
女性センターに相談すると同僚と同じく「DVは身体への暴力だけはない。これもDVですよ」と言われ、調停申込みの手順を詳しく教えてくれました。
そして今まで何があっても他人事だった義母にも話をし、事の重大さを分かってもらい夫には実家戻ってもらい、別居を開始してから離婚調停を申し立ていました。
住所変更で!?
離婚調停が始まっても離婚の承諾はしてくれず、永久別居の結論で終了しそうになったのですが、別居なら住所もすべて移動してもらうとなった時に「そこまで嫌うなら別れてやる!」となり、そこからはとんとん拍子で話が進みました。
この時点で夫は無職で再就職を予定しているとのことで、養育費はバイトレベル収入で計算され1人3万円、借金は財産分与という事で半分ずつにしました。
私は親権をもらえることと、夫から開放されるだけで幸せと思い、不服も言わず承諾しました。
子供達の不安
離婚するにあたって1番考えたのは子供達の事でした。
精神的に不安定になってしまうのではないか?でも女性センターに相談した時、センターの方から「思っているより子供は大人。お母さんの姿をちゃんと見ているから大丈夫!愛情があれば大丈夫」と助言を受けていました。
そのため、離婚調停の時に「子供が可哀相だ」と言って子ども1人の親権を引き受けると言う夫に対し、動揺する事無く「兄弟は離しません。ちゃんと私が育てます」と言えました。女性センターの方の助言に少し自信をもらうことが出来ました。
調停での協議離婚後の手続き
調停で決まった事は、すべて書面に残りました。離婚手続きもその場で行われ、離婚後にやらなくてはならない手続きは手順書が渡されるので、思ったより簡単でした。
離婚前は急に涙が止まらない時もあり、死んでしまいたいと思った事もありました。今思うと精神的に限界だったと思います。離婚後は死んでしまいたいとは思わず、子供達と笑いたい!とにかく頑張ろうと日々感じるようになりました。
離婚後良い事ばかりでは確かに無い
離婚をして後悔はありません。後悔はありませんが、金銭的余裕はまったく無いし、母子家庭だからという目で見られたくないというのもあり、少しでも給料が良い所に転職をしました。
それでも、生活は苦しいです。子供達との時間も欲しいけど、仕事と家事に追われて時間が無くイライラが募る事も多いです。
夫は人当たりが大変良く、周りからは理想の家族と言われました。
そのイメージを壊したくない気持ちと、夫に「お前おかしい」と言われ続け、そうかもしれないという気持ちと、身近な人に相談しても「良い旦那さんでしょ」という雰囲気で、私に非があるのかと考えてしまい、離婚に踏み出すのに10年掛かりました。
女性センターに相談した時「大変だったね。大丈夫だよ」と言われて涙が止まらなかった事を覚えています。もっと早く相談すれば良かったと後悔しています。
私が離婚を経験して言えることは、つらければ誰でも良いので相談することをお勧めします。第三者だから分かる事もあります。もしかしたら離婚以外の解決方法もあるかもしれません。